”悪魔の実の伝達条件”とは
ワンピースの物語の花を添えているのが”悪魔の実”。
種類は多種多様で、戦闘に用いれば超人的な能力を発揮できる。
物語当初から登場しているにも関わらず、未だ多くの謎を残している存在でもあります。
まず、その特徴と判明している事実のおさらいです。
特徴1:食べると海に嫌われカナヅチになる。
特徴2:食べると特殊な”能力”を得られる。
特徴3:種類は大別して3種類。”超人系(パラミシア)””動物系(ゾオン)””自然系(ロギア)”
特徴4:モノにも食べさせることができる。
特徴5:悪魔の実を2つ食べると体が爆発して死に至る。
特徴6:黒ひげは”体の構造が異形”なため、2つの能力を使用できる。
特徴7:人造悪魔の実”SMILE”が開発されている。
特徴8:能力は覚醒することがあり、”ゾオン”は覚醒者と呼ばれる大型の怪物のような姿に、”パラミシア”は自分以外の周囲の環境にも能力の影響を及ぼすことができる。
特徴9:悪魔の実図鑑が存在する。
特徴10:世界のどこかに悪魔の八百屋が存在する。
(出典:ONEPIECE BLUEの表紙折込のゾロのセリフより引用。)
特徴11:悪魔の実の能力者が死亡すると、その悪魔の実が世界のどこかで再生する。
そもそも、科学技術で作られたものなのか否かも不明です。
が、もし作られたものなのだとすれば、800年前に滅びた巨大な王国が作り上げたものであることは間違いないでしょう。
特徴4にも挙げているモノに食べさせることができるという点。これまでゾオン系のみモノが食べたい事例が確認されていますが、パラミシアやロギアも食べさせられるのか。その場合もモノは意思をもつのでしょうか。
初めて悪魔の実を食べたモノが登場したのはアラバスタ編のラッスー(イヌイヌの実モデルダックスフントを食べた銃)でしたが、その時ウソップが悪魔の実に意思があるわけねぇだろう、というセリフを吐いています。
そのまま流されていますが、悪魔の実に意思があるというのは興味深い話です。
事実であれば、悪魔の実の本質に迫る内容ではないでしょうか。
すなわち、巨大な王国が何らかの”意思”をもって悪魔の実を作った。
その能力者が死んでも、何世代にも亘ってその意思が受け継がれるように。
まさに止めることのできない3つのうちの一つ”受け継がれる意志”の一つとも読み取れます。
”D”の解釈は”半月”を意味し、月から移住したのが巨大な王国の住人、月人と地球人とのハーフだから”半月”を意味する”D”が与えられた、という説がネット上では半ば定説のようになりつつありますが、”D”が”Devil”や”Daemon”の頭文字という可能性もわずかながらあるのではと考えています。
そして、巨大な王国の住人達が死して形を成したものが”悪魔の実”そのものなのではないでしょうか。元々は”D”の実、と呼んでいたものがDevilの実=悪魔の実になったのか、あるいは、巨大な王国の住人を世界政府側が”悪魔”と呼んでいたために”悪魔の(悪魔が宿った)実”となったのではないでしょうか。
いずれにしてもワンピースという物語も終盤に来ていると尾田先生がコメントされていますので、そう遠くない将来、黒ひげの身体の異形の謎が解明される際か、あるいは”空白の100年”の真相と同時に、悪魔の実の正体も判明することになると思います。