ルフィの言った”ロジャーと同じ言葉”とは
ワンピースの物語のラストについて、尾田先生はインタビュー等で「ラストはもう決めてある。そこまでどうやってたどり着くかはまだ決めていない」と度々コメントしています。
ワンピースのラスト。
いろいろな方が予想されたりしていますが、2018年7月21日の読売新聞に、尾田先生の重要なコメントが掲載されています。
WEBでも全文公開されていますので、未読の方は読んでみてください。
さて、そのコメントの中で、
「人が死ぬ場面を描きたくないのは、戦いの後に”宴”を描きたいからです。誰かが死ぬと、楽しい宴はできないじゃないですか。宴は僕の理想の友情の形です。最後も大宴会で終わりたい。」
(読売新聞コメントより引用)
とおっしゃられています。
尾田先生が以前からコメントされていた「決まっているラスト」は大宴会ということでしょうか。
確かに、ワンピースは戦いの後に決まって大宴会を開いています。
最後、どのような最終決戦が起こるのかはまだわかりませんが、なるほど大宴会で終わるというのはワンピースらしいラストのような気がします。
そして、これはエースが言うところのルフィの「夢の果て」にも繋がるのではないでしょうか。
一応説明しますと、「夢の果て」とは、エースが亡くなる直前、ルフィを抱きながら
「心残りは・・・一つある・・・お前の”夢の果て”を見れねぇことだ」
と発言しています。
これは、ルフィ・エース・サボが幼少期に海に向かって叫んだそれぞれの夢のことと推察されますが、未だに明らかになっていません。
そして、シャンクスが言うところの、ルフィが言った「ロジャー船長と同じ言葉」も、おそらくこの”夢の果て”と同じものだと思われます。
この”夢の果て”こそが、大宴会なのではと。
すなわち、ゴア王国という光と影を抱える国に育ったルフィが、身分や地位に関係なく、世界中全ての人と友情を結ぶ=大宴会を開く、ということを叫んだのではないでしょうか。
万物の声を聴くことができ、真の歴史を知ったロジャーは、元々世界が現在のような世界政府に支配され身分が序列化されたものではなく、平等に、自由に暮らせていたことを知り、世界中の人々と友好を結べる世界を実現したい、と語っても違和感はないと思います。
尾田先生の描く宴会はいつも心躍らされるものがあり私は大好きなのですが、
さて、ルフィの夢の果て、いったいどのような形で描かれるのでしょうか。